「ウイルス」と「細菌」はまったく違うもの
知っておくべき基礎知識

先日、友人に『「ウイルス」と「菌」について、何が違うの?』と聞かれると、回答に困ってしまいました。

ということで、さっそく「ウイルス」と「菌」について調べてみました。

まず、みんなが口にする「菌」は、細菌のことで、目には見えない小さな生物。

人体には、多くの細菌がいて、体のあらゆる環境を保ってくれています。

例えば、腸内環境をよくするためには、「腸内細菌」の状態を良い状態に保つことが必要です。
腸内細菌は、1000種類以上、100兆個以上にのぼるといわれ、数多くの細菌が生息しているのです。

そして、細菌は、適切な環境のもとで「細菌」単体のみで増殖していきます。

逆にウイルスは、細菌の1/50程度ととても小さく、自分で細胞を持たず、ウイルス単独では生存できません。
よって、人の細胞の中に侵入して増殖していきます。

今、流行している「新型コロナウイルス」も人の細胞に入って増殖しているわけです。

ウイルスも細菌も、それぞれ病原体があり、それがもとに感染症が発症していきます。

●ウイルスによる主な病原体と感染症

【病原体】
コロナウイルス、ノロウイルス、インフルエンザウイルス、HIVなど

【感染症】
感染性胃腸炎、インフルエンザ、風疹、エイズなど

●細菌による主な病原体と感染症

【病原体】
ブドウ球菌、大腸菌、結核菌、サルモネラ菌など

【感染症】
腸管出血性大腸菌(O157)感染症、結核、破傷風など

このように、「ウイルス」と「細菌」はまった別モノのため、ウイルスには、抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は効きません。

結論として・・・

「ウイルスは、ウイルス単独では増殖できず、人体に入り増殖していく」ので、適切な対策が必要です。

ちなみに、一番効果がある「新型コロナウイルス対策」は、モノ・手指ともに水およびせっけんによる洗浄、またはアルコール消毒です。

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