2020年5月15日、世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルスの消毒について見解を発表している。
発表よると、
「消毒剤を(トンネル内、小部屋、個室などで)人体に対して空間噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない」
「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」
として、消毒剤は空間噴霧することを推奨していない。
これをうけ、厚生労働省でも、消毒剤、その他ウイルスの量を減少させる物質について、人の眼や皮膚に付着、また吸い込むおそれのある場所での空間噴霧を推奨していない。
現在のところ、日本では、承認が得られた「空間噴霧用の消毒剤」の医薬品・医薬部外品はなく、科学的に空間噴霧が有効と確認された例はない。
人体への影響を考え、空間噴霧の消毒・除菌はやめ、「こまめに換気し部屋の空気を入れ換えること」がウイルス対策としている。
【換気方法】
風の流れができるよう2方向の窓を1時間に2回以上、数分間程度、全開にする。