「RSウイルス感染症が、2018年以降で最多であることが、25日国立感染症研究所の集計でわかった」とYAHOO!JAPANニュースが報じた。
新型コロナウイルス対策を実施する中、多くの感染症が減少傾向だが、今春以降、関西や九州を中心に増加が目立っている。
RSウイルス感染症には特効薬、ワクチンはなく、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれている。
乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがある。
コロナ対策同様に、しっかりと流水・石けんによる手洗いをし、子どもたちが日常的に触れるおもちゃなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒するなど注意をしたほうがいい。
「RSウイルス感染症」とは
RSウイルス感染症は、日本を含め世界中に分布している「RSウイルス」が感染することでおきる呼吸器の感染症。
このウイルスは、空気感染でかかった報告はないが、感染している人がせき・くしゃみ、会話の際に飛び散るしぶきを吸い込む、直接濃厚接触をする、ウイルスがついている手指をさわるなどの間接的な接触で感染する。
症状としては、軽い風邪のような症状から重い肺炎まで様々である。
初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、特に基礎疾患を有する小児、生後3か月以内の乳児への感染に注意が必要。
●厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
●YAHOO!JAPANニュース(2021年5月26日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bddea8e53c4fb2c708d4e3d2f9a0b664cb4648f4